映画:「ナミビアの砂漠」の感想

映画: 「ナミビアの砂漠」を見ました。
社会に出たばかりの女性から見た今の日本社会の蟠りとか
身近な今どきの男性の女性の見方とかが
vlogのような映像で繊細に描かれていた映画でした

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劇場公開日: 2024年9月6日
監督・脚本: 山中瑶子
総評
ストーリー: ★★★☆☆
キャラクター: ★★★★☆
演出: ★★★☆☆

総評: ★★★★★★★☆☆☆ (7/10)

あらすじ

人生や世の中が全てつまらなく、そのやり場のない感情を抱いたまま日々を過ごすカナ。
正義感があるが退屈な恋人ホンダから、
自信家な映像クリエイターのハヤシに乗り換えて新しい生活を始める。
しかし退屈でかつ男性陣は無意識に自分を消費しているだけ という世の中から自分自身に追い詰められていく。

思ったことをつらつらと

気がつかないうちに女性を消費している今どきの一男性

この物語は確かに女性カナが中心であり、一社会に出たての女性の物語ではある。
ただ正義感が空回りしているホンダ、
自信家ではあるが仕事がうまくいっているようには見えなく、それでいて無意識のうちに女性を軽視しているハヤシ。
また、それとともにカナの周りの人も閉塞感や
どこか他人事にしか見えなく
それが日本の閉塞感や退屈さを見せており、次第にカナを崩壊させている。
なんか日本のどこにでもありそうな話を解像度高く見せていた。

退屈を感じさせないためのヒント

ワンシーンで見かねた隣人が、英語を勉強しているということもありそれを勧めている。
このアドバイスはネガティブなことを常に考えている人には没頭という形で何も考えなくできるので
経験上は効果ありであり、
この脚本を作った監督の一つの答えなのかもしれない。
没頭できるものが見つかればそれはそれで幸せなのかもしれない。

ということで

映画を見た直後の感想はvlogを見ていただけ。と思っていたが
後になって全体の考察を行った時に、設定や展開が今の社会の閉塞感を解像度高く見せている作品である
と感じる作品でした。